
共同特許取得済(PAT.No.6441436)共同特許者: 一般社団法人 日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所
〈 動画で見るエアバルーン逆走警告装置 〉
エアバルーンによる物理的警告
センサーにより逆走車を検知すると、逆走車の前にエアバルーンを展開。物理的な障害を道路上に配置することで、逆走車の減速・正面衝突回避を促します。

多彩な工夫を施し視認性アップを実現
視認性の高い赤色のエアバルーンの先端には、注意を促す垂れ幕を装着。バルーン部も、目を引く内照式としています。

軟らかなバルーンでダメージを最小限に
エアバルーンの素材は軟質材を採用。逆走車がバルーンに接触してもドライバーへのダメージを最小限に留めます。

設置パターン

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Feature
01


事故防止
過剰反応を防ぐ動作速度
センサーが逆走車を検知すると、エアバルーンが動作し道路上に展開されます。このときの展開スピードは「2秒」とあえてゆっくりな動きに設定。逆走車や順走車のドライバーがエアバルーンに驚いてハンドル操作を誤ったり、急ブレーキを踏んでしまわないよう配慮しています。
正面衝突を回避するバルーン配置
設置するエアバルーンは、逆走車・順走車それぞれが「自分から見て車線の左側」に避けやすくなっている配置。回避の方向を誘導することで、正面衝突という最悪の事態を防ぎます。
順走車視点と逆走車視点
順走車視点
逆走車視点
Feature
02


視認性
判別しやすいエアバルーン
エアバルーン本体は赤色かつ内照式で、日中でも夜間でも視認性は良好です。加えてバルーン先端には注意を促す垂れ幕を吊り下げ、装置上部にも赤色回転灯を設置。見落としを防ぐための施策をいくつも重ねることで、走行するドライバー全員に、一秒でも早く異変を知らせることを狙っています。
LED表示器で文字情報を伝達
エアバルーンの設置された逆走警告装置の手前には、LEDを利用した表示器を設置。逆走車側には「逆走とまれ」、順走車側には「危険とまれ」と表示し、停車を促します。
Feature
03

ダメージ軽減
軟質性素材で万が一の接触にも配慮
エアバルーン本体は軟質性の素材を使用しています。そのため展開されたエアバルーンに接触してしまった場合にも、車や運転しているドライバーへのダメージを抑えることが可能です。

人の移動に物流にと、現代の生活が成り立つうえで無くてはならない高速道路。しかし近年「高速道路での逆走」がたびたび報じられ、中には逆走車と順走車の正面衝突が発生するなどの痛ましい事故も発生しています。
2011年~2018年のデータ※1によれば逆走の発生件数はほとんどの年で年間200件超。頻度にして2日に一度以上起こっている計算となり、対策が急務となっています。国土交通省でも逆走対策の有識者委員会を設置して対策技術の公募を行うなど、国を挙げて対策に乗り出しています。
出典:国土交通省「2011年~2019年6月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における事故に至った逆走事案」
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